城西大学 留年友の会による
ハーバード流 留年交渉術

双方の利害を追及する


親の主張
「留年は許さない!」

「大学を辞めろ!」

学生の主張
「留年してしまうのは避けられない。」
「留年しても大学は続けたい。」



このような主張の裏側には、必ず利害が隠れています。
その利害を明らかにしてみましょう。
利害を明らかにすることで、交渉がスムーズに進みます。


親の利害
・子供が留年すると世間体が悪くなる。
・在学期間が延びることにより経済的負担が増える。
・子供が大学を卒業したら、今の仕事を辞めてのんびりしようと思っていたのに・・
・(兄弟がいた場合)下の子も大学に入るし、2人も大学生を抱えるのは辛い。
・(親が大学進学を反対していた場合等)家業を継いでほしい。

その一方で、次のような利害も含まれる場合もあります。
・大学くらいは卒業してほしい。
・今まで払った学費は無駄にしたくない。
・中退しても、就職は大丈夫かしら。


学生の利害
・大学くらいは卒業したい。
・友達もいるし、彼女もいる。その関係をまだ続けたい。
・社会にはまだ出たくない。
・やりたいこと(資格取得など)がある。
・将来の夢を実現するには、大学を卒業する必要がある。
・中退では、世間体が悪くなる。
・中退では、就職できるのか心配。
・今まで勉強してきたことが無駄になる。
・学費は自分で出すことができない。


利害には3種類あります。
親の利害を赤色、学生の利害を青色で整理してみると

共通の利害
  親と学生に共通する利害

・(大学くらいは卒業してほしい。)
・今まで払った学費は無駄にしたくない。
・中退しても、就職は大丈夫かしら。

・(大学くらいは卒業したい。)
・中退では、就職できるのか心配。
・今まで勉強してきたことが無駄になる。



対立の利害
  親と学生で相反する利害

・在学期間が延びることにより経済的負担が増える。これ以上の負担は勘弁してほしい。
・(親が大学進学を反対していた場合等)家業を継いでほしい。

・大学くらいは卒業したい。
・将来の夢を実現するには、大学を卒業する必要がある。
・学費は自分で出すことが出来ない。


異なる利害
  親と学生で、相互に関係の無い利害

・子供が留年すると世間体が悪くなる。
・子供が大学を卒業したら、今の仕事を辞めてのんびりしようと思っていたのに・・
・(兄弟がいた場合)下の子も大学に入るし、2人も大学生を抱えるのは辛い。

・友達もいるし、彼女もいる。その関係をまだ続けたい。
・社会にはまだ出たくない。
・やりたいこと(資格取得など)がある。
・中退では、世間体が悪くなる。

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