シリーズ
落友会エグゼクティブインタビュー
第1回 〜始まりはいつも決断から〜


都内某所にある、落友会オフィスビル(通称 OCHIヒルズ)にお邪魔してお話を伺いしました。
OCHIヒルズは42階建てのビルで、2階のエントランスを入ると、すぐに総合受付があります。

記者 「すみません。会長のインタビューにお伺いしました。」
受付嬢 「アポイントはお取でしょうか?」
記者 「はい。本日15時より約束させていただきました。
受付嬢 「U様ですね。この入館カードで入れますので、41階行きのエレベーターへどうぞ。」

ビルのエレベーターホールに行くには、受付前の自動改札のようなゲートを通らなければならない。
会員や部員であれば、部員証をかざせば通れるとのこと。

エレベーターは全部で15基あるが、その中で41階に行けるエレベーターは2基のみ。
41階には役員室が集中していて、直通のエレベーターとなっている。

そのエレベーターで、なんと、会長代行(無味亭閑窓)と偶然にもお会いすることができた。

記者 「無味亭閑窓さんですね!?」
会長代行 「落研新聞のU記者じゃないですか!」
記者 「今日は会長のインタビューに来ました。」
会長代行 「そうでしたか。」
記者 「会長代行にも後日インタビューにお伺いしますので、よろしくお願いします。」
会長代行 「わかりました。こちらこそよろしく。」

と、会話を交わしているうちに41階に到着。
2階から41階まで、約30秒。
会長代行は旅行の帰りだったらしく、お土産をたくさん抱えていた。

41階では、秘書室があり、そこで再度受付をする。

秘書 「U様ですね?お待ちしておりました。」
記者 「よろしくお願いします。」
秘書 「こちらへどうぞ。」

秘書のKさんに、会長室へと通していただいた。

インタビュー模様 会長はデスクに座っておられた。


秘書 「U様がお見えです。」

会長 「お!いらっしゃい。」

記者 「お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。」

会長 「Uさん、ちょっと見ない間に綺麗になったんじゃない(笑)」

記者 「口説かないでください(笑)」

会長 「さて、今日はインタビューとか言ってたけど、何もいい話なんてできないよ〜」

記者 「そんなことはありません。色々とお聞きしたいことは山ほどありますので。では早速お願いします。」


OCHIヒルズは当初、銀座に建設予定だったんです。

記者 「立派な建物ですね。」

会長 「おかげさまで。実は、OCHIヒルズは当初銀座に建設予定だったんですよ。」

記者 「銀座ですか!?またすごい場所ですね。」

会長 「計画では、銀座のデパートの跡地に建設するはずだったんですが、景気回復で土地が値上がりし、手が出せなくなってしまいました。」

記者 「なるほど。でもこの場所も相当高いんじゃないかと。駅前ですし。」

会長 「そうですね(笑)でも、銀座の7割くらいの価格です。」

記者 「ズバリ聞きますが、おいくら位ですか?」

会長 「4桁くらいです。」

記者 「4桁!?というと・・」

会長 「ご想像にお任せします。」
インタビュー模様


インタビュー模様

記者 「42階建てで、ここは41階ですよね。最上階の42階には何があるんですか?」

会長 「会議室と会員食堂です。また、パーティールームもあります。」

記者 「なるほど。」

と話していると、緊急連絡が!

インタビュー模様

記者 「何かあったんですか?」

会長 「実は、会員から4留が出たみたいです。」

記者 「さすが落友会ですね。」

会長 「当会としても、初めての快挙です。」

記者 「そう簡単には抜かれない記録ですね。」

会長 「複雑な気持ちですが(笑)」



勉強しない学生を怒る親が
『このままじゃ、落友会に入っちゃうわよ!』 と
言われるようになれれば、勝ちですね。


記者 「落友会の目的って何でしょうか?」

会長 「当初、私たちは再試験になった人の集まりとしてスタートしました。FCシステムという画期的な手法を生み出しましたが、
結果として留年してしまった。我々の原点はそこにあります。」

記者 「どういうことですか?」

会長 「例えば、ある人がベンチャーで起業したとします。商品やサービスを提供するわけですが、なかなか売れない。
でもどうにかして売らなければ、会社としては成り立たない。そこで、戦略を練るわけです。
今から60年くらい前に、日本で始めてトランジスタラジオを作った会社があります。その会社は名も無き会社で全く売れない。
創業者たちは、いかにして営業戦略を進めるか、悩みました。苦労の末、そのラジオは世界的なヒット商品になりました。
それをやったのが、東京通信工業、今のSONYです。」

記者 「なるほど。」

会長 「SONYの創業者たちは、SONYと言えばラジオという、ブランド戦略を立てました。
『ソニーをください』と、喫茶店で言って、店員に『うちにはラジオはありません』と言わせるのが夢だったそうです。
私たちも、『落第してしまった』となったら、『落友会入りだね!』と言われるようになりたいですね。
究極的には、勉強しない学生を怒る親が『このままじゃ、落友会に入っちゃうわよ!』と言われるようになれれば、勝ちですね(笑)」

記者 「すごいですね。」

会長 「さらに、そう言われた学生が『落友会に入れるようなら一流だ。入れるものならぜひ入りたい!』と返してくるのが夢です。
さて、話をもどしまして、落第した仲間は、落ちこぼれを体験しています。つまり、苦労を知っているのです。
失敗や苦労を知っている人は、少々のことでは動じません。それがパワーの源になると思っています。」

大変な勢いで語る会長

インタビュー模様


記者 「なんだか、留年したほうがいいような気になってきました。私も留年したほうがいいですかね?」

会長 「(笑) そんなことはありませんよ。でも、いろんな人が、落第したほうがいいの?と思ってくれるのは嬉しいですね。
落第したい!という人はいませんが、もし落第しそうな人がいたら、私たちを見て、落第なんかたいしたことじゃないし
むしろ活動的になれるいい機会だと感じて欲しいですね。」

記者 「すばらしい。私、家に帰ったら親に相談してみます。」

会長 「相談?何を相談するの?」

記者 「留年してもいいかどうかです。」

会長 「落友会に入る?(笑)」

記者 「あっ!危なく勧誘されるところでした。」


落研には大きな可能性がある。
入らなきゃ、何も始まらない。


記者 「勧誘といえば、会長は勧誘の本を出版されていますよね?」

会長 「そうですね。一冊いかがですか?ためになりますよ。」

記者 「本屋で買って帰ります(笑)」

会長 「私は、何年も勧誘をしました。入部したほうが絶対にプラスになる人も多くいましたが、残念ながら入らなかった人もいます。そういう人に入部してもらえるような勧誘が、最高の勧誘です。」

記者 「なるほど。」

会長 「私たちは、入部に至るまでの道のりを案内することはできます。いろいろな話や情報を伝えることはできますが、最後に決断するのは本人自身なのです。どんなに良い勧誘をしても、本人の決断が無ければ、入部することはできません。」

記者 「何かを始めるには、自分自身、つまり、相手の決断が無ければいけないということですね。」

会長 「落研には大きな可能性がある。入らなきゃ何も始まりません。だから、せっかくの可能性を無駄にしないで欲しい。勧誘にはそんな思いが込められています。」
インタビュー模様


全ては決断から始まる。
石橋を叩くのは、それからでいい。


インタビュー模様 記者 「勧誘は案内みたいなものなんですね。」

会長 「まぁ、案内とも言えますね。相手に楽しさを教えてあげるという意味合いです。」

記者 「なるほど。」

会長 「学歴を目指すなら東大に入ればいい。それでも物足りなければ、ハーバード大へ行けばいい。学歴で戦えないなら、別のものを身に着ければいいのです。つまり、自分ならTOPクラスになれる何かが、絶対にあるはずです。それが見つかるのが、落語研究会なのです。」

記者 「すごい説得力です!私も、もう一度入学し直していいですか?」

会長 「いや、あなたはもう卒業してください(笑)
でも、入部という決断をしなければ、何も始まらない。だから、まず決断をせよ!全ては決断から始まります。石橋を叩くのはそれからでいいんです。入る前から、ああだこうだと悩んだって意味が無いんですよ。新しいことを始めるっていうのは、必ず不安は付きまといます。あなただって、大学に入学する前に不安はあったでしょう?」

記者 「ありました。確かにそうですね。」


人より少々勉強ができたからといって
価値のある人生を送れるとは限らない。


会長 「人生=学歴=就職という方程式は、今の世の中は成り立ちません。もし仮に成り立たせようとするなら、東大に行ってください。
でなければ勝負になりません。これは、ホリエモンも言っていました。」

記者 「自分の中に輝く原石を見つけて、それに磨きをかけるということですね?」

会長 「その通りです。人より少々勉強ができたからといって、価値のある人生を送れるとは限りません。
国家公務員とかになることが、人生安泰という考えを持った人もいますが、私は違うと思います。」

記者 「実際にならなかった人の意見は、説得力がありますね。」

会長 「だから、他人には無い自分の中の原石を見つけて磨くことにこそ、価値があると思うんですよ。
それを見つけてくれる部活が、落語研究会だと思います。」
インタビュー模様



たくさんの人に、ぜひ、落語研究会に入ってもらいたい。
きっと、人生のプラスになりますよ。


インタビュー模様


会長 「例えば、野球がやりたいという意識が明確に決まっている人なら、野球部に入ってがんばっていただきたいと思いますが
何がやりたいのか見つかっていない人や、そもそも大学に来た目的がはっきりとしていない人ほど、落語研究会に入って
その意味を見つけて欲しいと思いますし、何かが見つかる部活でもあります。多くの人が、その目的や目標が不明確なまま入部し
卒業する頃には結論と結果を出しています。ましてや、迷っているくらいなら入るべきだと思いますね。」

記者 「私もそう思います。」

会長 「だから、たくさんの人に落語研究会に入って欲しいと思います。きっと人生のプラスになりますよ。」

記者 「私も入って良かったと思っています。自分の人生を変えたといっても過言ではありません。
やはり、自分を変えてチャンスを掴むには、落語研究会に入るという決断から始まりますね。」

会長 「そうなんです。勧誘とは、私たちが『入れる』のではない。『よし、入ってみよう』と皆さんに思ってもらう場だと思います。
その主役は私たちではなく、これから入部する人なのです。」

記者 「本日はありがとうございました。」

会長 「いえいえ。せっかくだから飲んでく?」

記者 「頂きますっ!」



次回インタビュー予告

結局、夜までお世話になりました。
せっかくなので、レインボーブリッジの夜景も撮っておきました☆
昼と夜とでだいぶ眺めも変ります。
次回は、会長代行のインタビューをお伝えしますので、ご期待ください!

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