留年した人の就職対策・面接対策


能力が同じであった場合、留年していない人よりも
留年した人のほうが明らかに不利です。
留年していない人と、同じ土俵に立てるような対策が必要です。




エントリーシート
エントリーシートの段階で、留年者を落とす企業は少ないと思います。
入学年と卒業予定年を比較して、留年しているかどうかを
いちいちチェックしていないのではないでしょうか。
何百人も受けている企業であれば、なおさらです。

とは言ったものの、油断は禁物です。
エントリーシートの内容に基づいて、面接が実施される
(面接官はエントリーシートを見ながら)ことが多いです。
ですから、面接当日の回答と、エントリーシートの記入内容に矛盾が出てはいけません。

例えば、趣味に「読書」と書いていたのに、面接では「野球」と答えると
合っていないな?と思われてしまいます。長所や短所も同じです。
エントリーシートの内容は、メモを取っておくか、コピーを取っておきましょう。
数多くの企業を受ける場合、何を書いたかわからなくなってしまいます。
また、メモがあれば考えずにいつでも書くことが出来て便利です。


情報収集
セミナーや面接試験のときに、一緒に居合わせた人と話しましょう。
同じ会社を受けているということは、志望している業界も同じ場合が多いです。
もしかしたら、明日受ける会社をすでに受けているかもしれません。
実際、こういうことはよくありました。
積極的に話すことで、思わぬ情報が入るかもしれません。

セミナーよりも、面接(特に集団面接)で一緒になった人のほうが
話しかけやすいし、話しかけられやすいですね。
留年すると同級生の友人が減りますから、ここでの情報は貴重です。


筆記試験
これは留年は全く関係ありません。
得点や性格診断の問題ですから、留年が不利に働く要素はありません。


面接
さて、これが一番の問題です。
留年に関して聞かれることを前提に、答えを用意しておく必要があります。

・朝起きられなくて、大学に行かなかったから
・試験勉強をしなかったから
・バイトにうつつをぬかしていたから

本音はそうかもしれません。
ただ、面接でこれを言ったらお終いです。

大学に行けない人が、会社に来られるのか?
勉強しない人が、仕事を覚えるのか?
バイトに励みすぎた人は、仕事以外の仕事に手を出してしまうのではないか?

面接官は気になるでしょう。
ですから、体裁の良い回答をしましょう。

戦略としては、理由は詳しく述べません。
留年の理由に体裁の良い理由など存在しないのですから。
そこで、留年については素直に反省している旨を述べます。
その後、留年したことにより発生した「時間」で、何をしたのかを言います。


例えば
面接官「君は留年しているね?どうしたの?」

学生「そうなんです。試験勉強が甘かったみたいで。。
    留年してから、大学へは週3日だけ行けば良かったので
    空いた時間を利用して、自分の学部以外の講義を受けていました。
    経営学を学ぶことが出来て、とても参考になりました。」

とまぁ、こんな感じです。
留年のマイナス性がぼやけて見えます(笑)

英語の資格試験でもいいでしょう。
留年前と後で、点数がこれだけ増えたということが
アピールできると良いでしょう。
海外留学したとか、親の仕事を手伝ったとか、色々あると思います。

本当は無駄な時間を過ごしていたとしても
無駄に見せないようなデコレーションが必要です。

※ 実際、私は理学部でしたが大学に申請して(規定外履修制度)
  薬学部の単位も取得していました。経済学部の講義も受けています。
  人間、余計なものの方はがんばるみたいで、
  理学部よりも薬学部の科目の成績のほうが良かったという始末(><)
  試験前にかなり勉強したしなぁ・・


2留の面接
2回留年している場合、かなりのデコレーションが必要です。
基本的には、先ほど述べた戦略で望むしかありません。
ただ、言い方にインパクトをもたせます。

面接官「君は2回留年しているね?どうしたの?」

学生「そうなんです。試験勉強が甘かったみたいで。。
   留年してから、大学へは週3日だけ行けば良かったので
   様々なことが経験できました。
   空いた時間を利用して、自分の学部以外の講義を受けていました。
   経営学を学ぶことが出来て、とても参考になりました。
   それから、大学が無い日でも学校の図書館に行って
   好きな分野の本を読んでいました。」

キーワードは、「大学が無い日でも・・」と「好きな分野の本」です。

大学が無い日でも図書館に行くことをアピールすると
規則正しい生活を送っていたような気にさせます。
次に、好きな分野の本が相手の質問を誘います。

面接官「どんな分野の本を読んでたの?」

こう返されれば、もはや留年の話題はさようならです。
作戦成功!

あとは、自分が今までに読んだ本の話をすれば良いのです。
得意分野なら語れますよね?


3留の面接
来年まで待ってください。。
現在実行中です。



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