留年者の就職活動の感想


思っていたほど、留年について突っ込まれなかった。

史上最悪といわれた、2001年〜2003年の就職活動について
感想を書いてみます。
現在では、当時と比べて求人数は1.7倍に増加し、
学生の数も減少しましたから
もっと楽になっていることは事実です。




1回目の就職活動
就職活動は早めに始めなくてはならない、ということを意識していたので
大学3年生の1月から活動を始めました。
リクナビに登録して、色々な企業にエントリーしました。
2月に入ると、会社説明会やセミナーに出席しました。
ここまでは順調でしたが、一つ問題が・・
留年しました。(しかも2留目)
就職活動終了。

その後、エントリーした会社から電話や郵便が山のように届きました。
「すみません。留年してしまったので就職活動はやっておりません。
 また来年よろしくお願いします。」
と言って丁重に回答しました。
しかし、その企業の中には、次の年に求人をしていない(というか存在しない)会社
もありました。そんな闇の時代です。

話がそれますが、留年が原因ではなく
「親がリストラされたから」といって大学を中退する人が続出した時代でした。

留年していなくても厳しい就職活動なのに、留年していたらどうなるのか?
不安で一杯でしたが、出鼻をくじかれてあっけなく終了した、そんな1回目の就職活動でした。


リクナビからのお知らせ
1回目の就職活動は終わりましたが、リクナビの登録をそのままになっていました。
これが、今になって思えば良かったことの一つです。
リクナビ側は、私が留年したことなんて知るはずもありません。
ですから、郵便物をどんどん送ってきます。あっという間に資料の山が出来ました。

届いた資料は、ざっと目を通しました。自分の興味のある分野の企業は
じっくりと読みました。何人くらい募集しているのか?給料はいくらなのか?
ボーナスは?


情報
2回留年しているので、2年分の就職活動情報を友人から聞くことが出来ました。
先輩の分も含めると3年分です。

A社の面接は圧迫面接だった・・
B社はこんなことを聞かれた・・
C社はセミナーのときに試験がある・・

様々な話を聞きました。
自分には関係ありませんでしたが、、、


2回目の就職活動スタート
また3年生の1月がやってきました。
リクナビには再度登録です。
留年するのではないか?という不安もありましたが
エントリーしまくりました。
そのとき受験する会社をどのように決めたかというと、
前年度の資料もありますから、その資料であらかじめ
受ける業種を決めていました。

また、前年度と今年度の求人数を比較しました。
大きく減っているところは業績も悪化している可能性があります。
売上の数字も確認します。これもやはり減っている会社は危険です。

また、去年は求人が無くて、今年は大人数の求人をしている会社もあります。
これは業績が回復したと見ることもできますが、浮き沈みが激しい可能性があります。
さらに、去年は存在した会社が、もう無いということもありました。

このように、去年のリクナビ等の資料と比較して、健全な会社を絞り込みました。


会社説明会
まずは会社説明会から始まります。
説明会の終わりに、筆記試験を課すところも多くありました。
また、エントリーシートもここで記入します。
志望動機、趣味等を書いていきます。
ここでは留年について特に気にすることはありませんでした。


面接
一番の壁。それが面接です。事前に履歴書を提出しますので
留年していることはバレバレとなります。
成績証明書を提出させる企業もあります。
「なぜ留年したの?」と問われる可能性が高いことは明白でしたので
事前に対応策を用意しておきました。
これについては、対策編で述べています。

約3割程度の会社で、留年について聞かれました。
聞かない会社のほうが多かったです。
10社ほど受けたところで、ある企業の内定がとれましたので
そこで就職活動は終わりました。


結局どうだったの?
留年したおかげで、数年分の情報が手に入り、企業研究することができました。
留年してる間に景気が回復することを期待していましたが、結局悪化するばかり。
不安はありましたが、内定を得ることができました。
感想は、「忙しかった」の一言です。

ちなみに、留年友の会の会員で就職浪人した者はいません。
留年しても就職できます。




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