城西大学 留年友の会による
留年行動経済学


トレードオフ・コントラスト現象


どうせ選ばれない選択肢を加えることにより、
ある選択肢の価値が上がったり下がったりする現象。


次の2つの中から、どちらの携帯電話を買おうか迷っています。

N機種・・・300万画素のカメラがついていて、3.6Mbpsの高速通信が可能です。
SH機種・・・300万画素のカメラがついていて、液晶画面がとても綺麗です。

通信速度や液晶の綺麗さには余り興味がありません。
なので、どちらにしようか迷っています。

そこへ店員がやって来て、H機種を見せてくれました。
H機種・・・100万画素のカメラがついていて、通信速度は9.6Kbpsです。

このとき、N機種を買う人のほうが多くなるそうです。
どうせ選ばれない選択肢を加えることにより、N機種の通信速度の価値が
上がりました。


留年に適用します。(ちょっと無理やり・・)

留年しそうです。
選択肢は2つ。
1、死ぬ気で勉強して、なんとか単位を取得する。
2、留年してしまえーーーーっ!

そこへ、第3の選択肢が。。。。
3、留年したら退学。

退学という、どうせ選ばれない選択肢が加わることにより
「留年してしまえーーーーっ!」を選びやすくなります。



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