城西大学 留年友の会による
留年行動経済学


極端の嫌悪現象

選択肢の中で、どちらかの極端にあるものよりも
中間にあるものを選びやすいという現象。

実際に葬儀屋で実行されている有名な話です。
「タイム」誌にもこの営業戦略が取り上げられています。

遺族が棺おけを選ぶとき、3段階の棺おけを提示します。


レベル1 明らかに安物とわかる品質のもの。かなり安い。

レベル2 レベル1とレベル3の中間の価格。

レベル3 非常に高価なもの。棺おけとしては常識外の値段。


このとき、ほとんどの遺族がレベル2の棺おけを選ぶそうです。
レベル1と3は、選ばれることを前提に用意されていません。
レベル2の価格を麻痺させるために用意しているのです。

遺族は、本来は高いはずのレベル2の価格帯で選んでしまうということになります。
トレードオフ・コントラスト現象と似ていますね。


留年に適用します。

今、留年しそうです。
選択肢は3つ。
1、死ぬ気で勉強して、なんとか単位を取得する。
2、留年してしまえーーーーっ!
3、留年したら退学。

「留年してしまえーーーーっ!」が選ばれます。

戻る


Copyright (C) 落友会 Failure association of the JOSAI university 2006 All rights reserved.