城西大学 留年友の会による
留年行動経済学

心理的会計簿理論(心の会計簿)


親戚の人から突然10万円をもらったとします。
自分の所持金はそれまで2万円しかありませんでした。
前から欲しかった5000円のゲームソフトを買いますか?

ほとんどの人が買うそうです。(私も買ってしまいます)

心理的会計簿理論によると
・人からもらったお金や、突然沸いて出たお金は使われやすい
・所持金が少ない場合より、多い場合のほうがお金が使われやすい
そうです。

お金の価値に差は無いのですが、人が意識的に下げてしまっているのです。
つまり、売る側からしてみれば5000円で売れれば良いのであって
そのお金がどう発生したのかは関係ないのです。

これを留年に適用してみましょう。
まず、留年すると学費が余計にかかります。ここでは仮に200万円としましょう。
200万円は大金です。でも学生はその重みを軽くみています。
親が払っているため、200万円の価値がかなり低下しているのです。
それどころか、留年したことよりも、自分の財布を落として中身の1万円のほうに
ショックを受けるほどです。

つまり、留年した場合の金銭損失をもっと意識すれば
留年を防ぐ要因になります。
人からもらったお金も、自分で稼いだお金も価値は変わらないのです。



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